2018年7月から放送スタートしたアニメ「進撃の巨人3」
伏線が多いアニメですが、シーズン3で少しずつ謎が解けてきました。この記事では「進撃の巨人」(シーズン3/パート1)の見どころを分かりやすく解説しています。
アニメ「進撃の巨人 season3」は何話ある?
アニメ「進撃の巨人 season3」は全部で22話あります。(38話〜59話)
パート1とパート2に分かれており、以下のような放送期間で公開されました。
第3期パート | 話数 | 放送日 |
---|---|---|
パート1 | 38話〜49話 | 2018年7月〜10月 |
パート2 | 50話〜59話 | 2019年4月〜7月 |
以下、パート1(38話〜49話)の見どころの解説です。
39話(痛み)
アルミンが初めて人を殺した瞬間
シーズン3では巨人対人類だけでなく、人類同士も戦わなければならなくなりました。
対人制圧部隊の一人にジャンが殺されそうになった時、アルミンは反射的に引き金を引いて敵を撃ち殺します。ジャンは危機一髪でした。
アルミンが生まれて初めて人を殺した瞬間でした。人を殺した後、アルミンは後悔してしまいます。
僕が殺した人は、きっと優しい人だったんだろうな…。
僕なんかよりずっと人間らしい人だった。
新しい自分を受け入れろ。
アルミン、お前が手を汚してくれたおかげで俺たちは仲間を一人なくさずに済んだ。ありがとう。
何が正解かわからない状況で、仲間を救うために人もを殺さないといけない状況。
この人対人の戦いが、今後の巨人戦と大きく関わっているのです。
42話(回答)
偽りの王であることが公になる
エルヴィン団長の処刑判決が下される中、調査兵団と駐屯兵団のクーデターが成功し、中央憲兵団の制圧が完了します。
王政直轄の部隊。中央憲兵団は憲兵団の「裏の顔」と言われており、公には明かすことができない治安維持や情報操作を行っています。一番安全で贅沢ができる、おいしいポジションなのです。
そして、王が偽りであることがバレた王宮。
起きろ!老いぼれ
何じゃ、飯か?
一丁前の表情をしていた偽りの王は、ただのボケじじぃ…。このシーンは強烈でしたね(笑)
これにより、調査兵団は自由の身となったのでした。
3つの兵団をおさらい(+訓練兵)
マーク | 団体 | 特徴 |
---|---|---|
翼 | 調査兵団 | 壁外調査を行う団体。 巨人との戦闘が多く、命を落としやすいため、希望者が少なく人手不足が続いている。 |
ユニコーン | 憲兵団 | 内地の仕事が多く安全&贅沢できる人気の団体。 そのため憲兵団になるには、訓練兵団上位10位に入らないとなれない。 |
薔薇 | 駐屯兵団 | 壁の補強や警備を行う団体。 巨人襲来時には国民の避難誘導をしたり、調査兵団のサポートをする。 |
剣 | 訓練兵団 | 兵士として基礎を学ぶ兵団。 ここを卒業することで、上記3つの団体いずれかへ正式に入団することができる。 |
なぜエルヴィン団長は死刑を言い渡されたのか?
リーブス会長の殺人容疑として、エルヴィン団長は処刑されることになりました。しかし、実際にリーブス会長を殺したのはケニーなので、完全に濡れ衣をきせられていたのです。
そもそも、エルヴィン団長を潰しにかかったのはロッド・レイスです。
自分の身を守るために、真の王家(レイス家)を知ってしまった調査兵団を消したかったのです。
(※偽りの王は囮でした)
43〜45話(罪・願い・オルブト区外壁)
レイス家の伝統を受け継がなかったクリスタ
レイス家の血をひくクリスタは、始祖の巨人の力を受け継ぐよう説得されます。(巨人化してエレンを食べる)
全ての巨人の始祖であり、頂点に立つ存在。巨人を操る能力の他に、記憶を改竄させる力がある。この力はエレンの父(グリシャ・イエーガー)によって奪われ、それはエレンの中にある。
巨人を駆逐するため、任務を遂行しようとするクリスタ。そこである疑問が湧いてきました。
どうして、レイス家は100年の間、巨人を駆逐して人類を解放してあげなかったの…?
父親に嫌われたくない一心で、任務を果たそうとしたクリスタでしたが、ここでユミルに言われた「自分らしく生きろよ」という言葉を思い出します。
そして、巨人になって食べるはずだったエレンを解放し、一緒に逃げることにしました。
始祖の巨人の力はレイス家の血を引くものでないと力を発揮できない。しかし、レイス家の人間が始祖の巨人の力を得ても初代王の思想に支配され、人類は巨人から解放されない。
レイス家の人間が、巨人を駆逐しようと始祖の巨人の力を手にしても、ロッドレイス初代王が作った破滅的な平和しそうに洗脳されてしまうのです。
よって、クリスタの選択(レイス家から始祖の巨人の力を取り上げる)が人類にとって好機であることがわかります。
46話(壁の王)
クリスタが父親(レイス家)にとどめを刺す
私が始めた親子喧嘩なんです
そう言ってクリスタは実の父親、ロッド・レイスにとどめを刺しました。クリスタがロッドレイスを斬った瞬間、彼の過去がフラッシュバックします。
クリスタは自分の意思で先祖レイス家の伝統を止めたのか迷いますが、流されやすい自分は自分であると認識し、自分の行った行為を認めます。
そして民衆の前で、本名(ヒストリア・レイス)を名乗り、自身が真の王であることを公言しました。
47話(友人)
ケニー・アッカーマン死ぬ
死際にケニーがリヴァイに伝える言葉です。
俺が見てきた奴ら、みんなそうだった。酒だったり女だったり神様だったりもする。一族、王様、夢、子供、力。みんな何かに酔っ払ってねぇと、やってられなかったんだなぁ。
みんな、何かの奴隷だった。
絶対に死にたくないし、力が欲しかったケニーでしたが、もうその意気込みはありませんでした。
ケニーは死際に「やっと王(ケニーが憧れていた力の持ち主)の気持ちが少し分かる気がする」と言いました。
ケニーは力の奴隷でした。
そしてその奴隷でなくなった今、生きる意味を失ってしまったのでしょう。
そしてこのシーンで、でケニーがリヴァイの叔父であることがわかりました。王に逆らったアッカーマン家の謎が、少しずつ見えてきました。
48話(傍観者)
選ばれし者とそうでない者
48話は、シーズン1でお馴染みの訓練兵団の教官、キース・シャーディスガ出てきます。彼はエレンの父(グリシャ・イエーガー)を知る者でした。
キースは、エルヴィン団長の前の調査兵団団長でした。凡人には理解できない壁の外の自由を求めて、自らは選ばれし者だと奮い立たせるも、毎回大量の仲間の命を失い、敗北して帰って来ていました。
自らの意思に実力が追いついていないことに気づいたキースは、他に才能ある人物(エルヴィンやグリシャ・イエーガー)を見ては劣等感を抱き、団長の座を譲ります。
私は何一つ変えることはできない、ただの傍観者だ
特別な父グリシャがエレンを「特別な子(壁の外へ出る)」と言うのに対し、凡人な母カレンは「エレンは生まれてきただけで偉い(壁の中でいい)」と褒めます。
シーズン1で、キースがエレンの立体起動装置を壊していました。
凡人であるキースは、自分と同じカレンの思いを優先したかったのと同時に、グリシャに対する劣等感があったのでしょう。
エレンを調査兵団へ入団させず、命を守ろうとしました。分かりやすく言うと、キースはハリーポッターでいうスネイプのような立場です。
48話の映像演出は最高です。
凡人の視点から見ると、キースの存在は痛く胸に刺ささります。
まとめ:シーズン3は二度見しないと分からない
進撃の巨人season3は、一気に謎が解けていきます。一度だけでは見逃しているシーンがあるので、二度見したいですね。
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